KUKAのロボットは点と点を滑らかに繋ぐように動く。そこが1番の大きな違いかなと思います

導入事例 産業用ロボット

有限会社RK様

導入システム

KUKA AGILUS KR10 R900-2
KUKA AGILUS KR6 R700-2

導入したきっかけ

弊社は磨き加工を専門としておりますが、基本的に磨きはすべて職人の手作業で行うのが一般的です。
しかし、現在は多くの研磨屋さんで“職人の高齢化”が課題となっており、人手不足により廃業されるところが増えています。
弊社の職人は比較的若いものの、やはり「3K※」の仕事ですから、なかなか新たな人材は入りません。

そこで、ロボットで磨き加工が行えないか模索していたところ、KUKAのロボットに出会いました。
※「3K」とは「きつい・汚い・危険」の頭文字「K」3つを取った言葉で、労働条件が厳しい職業のことを指す。

選定理由


(ロボット技術者 金子様:KUKAロボットのティーチングを行っています)

小林社長:やはり高精度ですね。
現場の技術者はKUKAだけでなく他社メーカーのものまで扱っていますが、KUKAはいいと。
難しいところはありながらも、高性能で研磨に適しているというので取り扱いを決めました。

ロボット技術者 金子様:他社メーカーのロボットは、点で動いていることが目に見えて分かります。
点を置くように動きがカクカクしているので、細かい部分の作業が行えませんでした。
それに対し、KUKAのロボットは点と点を滑らかに繋ぐように動く。そこが1番の大きな違いかなと思います。

操作性について

“今ここでこの動きをしていて、このスピードで動いている‥”というのが
KUKAでは1画面で表示されるので凄く分かりやすいですね。
他社メーカーは100歩譲って日本語が少し入っているという点では良いですが、
今これがどこの動きで、どういう状態なのかというのが分かりづらいんですよ。

今後の展望

いつか、ロボットが職人を育てるような時代が来るかもしれません。
ロボットがここまでできるんだから、職人さんはここまででいいよとか、
でもロボットはここまでしかできないんだから、職人はここまでやらなきゃいけないかとか。
ロボットと職人さんがキャッチボールができるような時代になるんじゃないかと思っています。

今後はやはり職人さんが少なくなっていきますし、人手だけでは無理が出てきますよね。
ロボットで100%は出来ないですが、ロボットは24時間稼働できて、風邪も引かないし、休まないし・・・

なので、これからKUKAのロボットのいいところをいっぱい出していこうと思っています。

現在弊社では、研磨業界全体の人材不足を解消するために
KUKAロボットを活用したロボット研磨システムの提供を行っておりますが、
今後も御社と協力しあい、この動きをより一層進めていきたいですね。

会社情報

有限会社RK

有限会社RK
本社  :〒959 1276 新潟県燕市小池3400番地
関東工場:〒334 0062 埼玉県川口市榛松1574-1
設立:1999年5月
従業員数:28名
http://rising-knot.com/index.html

事業内容

研磨を主要事業とし、あらゆる業種の磨き加工を行う。
また最近では、KUKAロボットを使用したロボット研磨システムを構築し提供を行っている。

Interviewee

有限会社RK
(左:金子 信広 様  右:小林 久芳 様)
有限会社RK
代表取締役社長 小林 久芳 様
ロボット技術者 金子 信広 様

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