導入システム
EZ-MILL 2D
FeatureCAM 2D
FF/cam
SOLIDWORKS Standard
CAM-TOOL(3軸・同時5軸/HOLE・PARTS)
機上計測コンソール
導入したきっかけ
当初は図面作成や金型設計を全て手作業で行っておりましたが、
時間が掛かる上に失敗も多いという状況で、大変手間が掛かっておりました。
手作業によるミスや、時間のロスをなくすためにはCAD/CAMが必要不可欠であり、
現場の効率化を図るために導入いたしました。
選定理由
当時使用していた2次元の図面をそのまま流用できたことや、綺麗なパスを出せるなど細かい理由はありますが、
どのソフトにも共通して言えるのが、とにかく人にやさしいユーザーインターフェースということ。
やさしい=作業が早くて、失敗がない。どれもそれに特化したとても扱いやすいソフトだからです。
導入効果
これらのCAD/CAMを導入したことで間違いなく失敗が減り、不良品が減りました。
またFF/camやSOLIDWORKSの3次元のソフトを使うことで、品質が圧倒的に安定し、さらに向上させることができました。
CAM-TOOLについてですが、私共が行っている金型の「鏡面切削加工」に欠かせないソフトです。
一般的なソフトのポリゴン演算では出来ない、ものすごく細かいパスをきちっと正確に出してくれるのがこのCAM-TOOLのすごいところで。
サーフェイス演算と言って、曲面形状を守り、忠実に切削点を出してくれるんです。
形状に対応した高精度なカッターパスによって、弊社の繊細な「鏡面切削加工」を実現することが出来ました。
「鏡面切削加工」された金型。磨きなしでこの仕上がりです。
今後の展望
私たちは、今日に至るまで“もったいない”からすべてを変えてきました。
余っている設備がもったいないから動かせるようにしよう、この作業は無駄だなぁ、もっとどうにかできるんじゃないか?と。
これからの未来の金型屋の在り方についても、いろいろと考えるところがあります。
加工というものは、これから先どんどん自動化が進んで、無人で動くような状況が増えていくことは間違いないですし、
インフィニティソリューションズ様でもやられているようなロボットを機械につなげて、自動で加工を始めてくれるようなものの実現を、私たち加工業の人間は真剣に考えなければならないところまできています。
現状は「出来ればいいな」というところで済んでいますが、スマートフォンしか触ったことのない若い世代の人たち。
そういう人たちの感覚というのは、私たちのようにボタンを押して操作していた人間とは全く違っていると思うんです。
そして、これからはそういった若い世代が中心となったモノづくりの時代になっていく。
人間が手を加えていたあらゆる部分が省力化されて、ロボットが勝手に動いてくれるのが当たり前になっている工場を、今の若い人たちは見ていくと思うんですね。
私たちは、その未来に対応したものを進めていかなければ、本当の意味での豊かな働き方環境は提供できないです。この金型業では。
なので、そういった今後の未来を担っていく世代へ向けたモノづくりというものを生みだしていきたいと考えております。
今後のインフィニティソリューションズに期待すること
前項でも申し上げたように、これからのモノづくりの現場の自動化、そして省力化。
そういったものを全面的にバックアップしていっていただきたいと思っております。
現状、ソフトウエアをすべて自動化するまでには至りませんが、
ここまでなら出来る、という情報を国内外問わずに発信していっていただけると嬉しいですね。
インフィニティソリューションズ様から提案していただくことにより、
自分たちで実際生み出すことはできなくても、その例を見てイメージを膨らますことができるので。
そういった、先進的なモノづくりの情報を常に発信できる会社であってもらえたらと思います。
会社情報
株式会社 光和
〒389-0601 長野県埴科郡坂城町大字坂城318番地1
設立: 1967年8月
従業員数: 30名
https://mold-kowa.com/
会社概要
プラスチック精密金型設計・製造を行う。
1967年8月創業され、この道一筋54年。
近年では、地域の若い世代との交流活動や、
自然由来原料を使用した製品の製造に携わるなど、
未来のモノづくりの橋渡しを行っている。
Interviewee
株式会社 光和
代表取締役社長 古田 和幸 様
弊社代表とは25年と長きに渡りお付き合いをしていただいている古田社長。
社風を「鉄人」と称し、モノづくりへの妥協を許さない。まさに「鉄人中の鉄人」です。