弊社が考えるサブスクリプションのメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
CAD(コンピュータ自動設計支援ソフトウエア)のような製図を目的としたソフトウエアに関しては、ソフトウエアによる不具合で補償問題になるようなことがありません。そのためサブスクリプション契約によって使いたいときだけ、使いたい台数分をライセンス契約し、お客様の費用負担を低減できます。
・デメリット
サブスクリプション契約には、解約をした場合に今まで蓄積されたお客様の財産データを使用できなくなるというリスクがあります。そのため永久的に支払いを続けなければなりません。場合によってはお客様の負担が最終的に増大するという悪循環になることが考えられます。
また、CAM(コンピュータ自動製造支援ソフトウエア)はCADと異なり、工作機械用にデータを生成し、切削加工後の製品の保証も求められます。工作機械別のポストプロセッサー処理・NCデータの信頼性等、CAMは非常に付加価値要素が高いソフトウエアということができます。しかしサブスクリプション契約では、完成製品の保証まで契約条項に入れないケースが多いので注意が必要です。
上記を踏まえ、弊社では永久ライセンスを推奨し、サブスクリプション契約は積極的におすすめしておりません。「すべてはお客様のために」が、弊社のモットーです。国内のCAD/CAMベンダーが同様の対応をとっている理由も、上記を踏まえてのことと考えます。