複合加工・5軸加工のプログラム作成時間を短縮
- Autodesk Fusion
複合加工・5軸加工のプログラム作成時間を短縮
有限会社堀内精工
複合加工・5軸加工の
プログラム作成時間を短縮
有限会社 堀内精工 様

有限会社堀内精工は、長野県長野市を拠点に金属加工を手掛ける製造業です。
3軸・5軸マシニングセンタ、ワイヤー放電加工機、研磨機などを中心とした設備を有し、さまざまな加工に対応。
単品・小ロットの精密部品や治具製作、量産、組立まで幅広いニーズに応えます。
“早く安く良い製品を”というポリシーのもと、経験と技術を持ったオペレーターによる効率的な工程設計と高い加工技術により、
短納期・コストダウン・高品質を両立したものづくりを実現しています。
今回お話をお聞きしたのは、工作部部長の中西様です。
需要の高まる複合加工・5軸加工に対応したCAM環境を整備するため、Autodesk Fusionを導入されました。
導入にまつわるエピソードから、現在活用されている機能、今後の展望まで幅広くお話を伺いました。

1.導入製品

Autodesk Fusion for Manufacturingは、FusionのCAM機能を強化するオプションがセットになったパッケージです。
同時5軸マシンにも対応し、複雑な加工作業を効率化します。

2.主な加工内容・会社PR
― はじめに、有限会社堀内精工様の主な加工内容、特徴についてお聞かせください。
工作部部長 中西様
当社は長野県で金属加工を行う製造業で、マシニングセンタ (3軸・5軸)、 ワイヤー放電加工機、 研磨設備を中心とした精密切削・精密加工を得意としています。
3軸による汎用加工から、 5軸による多面加工・複雑形状加工、ワイヤー加工による高精度輪郭加工、 研磨による平面精度向上・仕上げ加工まで対応し、単品部品・治具製作・試作加工を幅広く手掛けています。
特に5軸加工では、多面加工の一発仕上げや複雑形状の高精度加工を強みとしており、段取り削減やリードタイム短縮に取り組んでいます。
また、 ワイヤー加工では微細形状や難削材の加工に対応し、 研磨加工では仕上げ品質の安定化を実現。
切削・ワイヤー・研磨を組み合わせることで、より精度の高い部品製作を可能にしています。
【主な加工内容】
- 3軸加工
ポケット加工、溝加工、穴加工などの一般的な切削加工から、 中小物の精密部品加工まで対応。 - 5軸加工
多面加工や複雑形状の加工を得意とし、 一度の段取りで複数面を仕上げることで、
段取り時間の削減と加工精度向上を実現。 - ワイヤー放電加工
高精度輪郭加工、 微細形状加工、 難削材加工に対応。
切削では困難な形状の加工を可能にし、仕上げ精度の高い部品製作を実現。 - 研磨加工
平面研磨、仕上げ研磨により、寸法精度・面粗度の向上を実現。 切削後の仕上げ工程として高品質化に貢献。 - 治具製作
組立治具・検査治具など、 用途に合わせた単品製作に対応。 - 試作加工
少量・短納期の試作部品に対応し、 形状変更や仕様変更が発生する案件にも柔軟に対応。
材質はアルミ・鉄・ステンレスを中心に、単品・小ロットの精密部品加工を得意としています。


3.導入前の状況について
― まずは、Autodesk Fusionを導入される前の状況についてお聞きしたいと思います。
当時どういった課題やお悩みがあったのでしょうか?

工作部部長 中西様
以前は、複合加工に対応できるCAM 環境が整っていなかったため、旋削とミーリングを組み合わせた加工データの作成に時間がかかることが課題でした。
既存 のCAM では、複合加工機向けのポストやツールパスが十分に対応できず、 複雑形状や多面加工のプログラム作成を現場で補わなければいけなかったので、 加工効率が悪く、段取りの負担が増えていました。
また、5軸加工案件の増加に伴って加工姿勢の検討や干渉チェックも必要となり、さらなる段取り時間の増加とリスクの懸念から、新たなCAM環境の整備が急務となっていました。

4.Autodesk Fusionを選んだ理由
― 今回なぜAutodesk Fusionを選ばれたのでしょうか。
背景や、決め手となったポイントについてお聞かせください。
工作部部長 中西様
複合加工向けのCAM環境を整える必要が生じたタイミングで、Fusionを試験的に利用できる環境が整い、実際に現場で使いながら運用できることが導入の後押しとなりました。
Fusionは、旋盤・ミーリング・複合加工を一つの環境で扱えますし、複合加工機向けのポスト調整も柔軟に行えるため、現場での運用に適していました。
5軸加工のシミュレーション機能が充実していることや、CAD/CAM一体型で形状変更にも素早く対応できることなども評価したポイントです。
導入のハードルが低く、現場で試しながら効果を確認できる点も魅力でしたね。
そうした理由から、当社では“複合加工と5軸加工を効率化できるCAM”としてFusionを選定しました。

5.インフィニティに依頼した理由
― 弊社に導入支援をご依頼いただいた理由についてもお聞かせいただけますか?
工作部部長 中西様
Fusionを使っていくうえで、やはり専門的な支援が必要だというところで、今回サポートを依頼させていただきました。
インフィニティソリューションズ様には、当社の加工内容や現場の状況を深く理解していただいていて、
メーカーとの橋渡しや、技術的な相談にも迅速かつ的確に対応していただけます。
複合加工・5軸加工に関する豊富な知識をお持ちなので、安心してお願いすることができました。

6.導入後の変化について
― Autodesk Fusionの導入後、どのような変化や効果を感じられていますか?

工作部部長 中西様
Fusion の導入後はプログラム作成時間が短縮し、多面加工のツールパス生成がスムーズになりました。
既存のCAMでは難しかった加工にも取り組めるようになり、課題となっていた複合加工機向けの加工データの検証も容易となっています。
今後も、複合加工・5軸加工のさらなる効率化に期待しています。

7.活用している機能・便利なところ
― Autodesk Fusionでよく使っている機能や、便利だなと思うところがあれば教えてください。
工作部部長 中西様
特にCAD機能が非常に使いやすく、 現場での作業効率の向上に役立っています。
モデリングが直感的にできるので形状編集もスムーズですし、スケッチでの寸法変更も簡単に行えます。
CAD と CAM が同じ環境なので連携が良く、複雑形状のツールパス生成も分かりやすいため、作成時間が短縮できています。
CAD 中心の活用でも十分な効果を感じていますね。


8.インフィニティの対応についてのご評価
― ご相談段階から現在に至るまで、弊社サービスの満足度はいかがでしょうか。
工作部部長 中西様
当社の加工内容・現場状況を踏まえ、複合加工機向けのCAMを整備していく上でのポイントを的確にご提案いただき、
Fusionの操作方法や設定に関する相談にも迅速に対応していただきました。
長年のお付き合いで築いた信頼に加え、今回の導入でも変わらず、技術面・サポート面の両方で非常に丁寧にご対応いただき、安心して運用できる体制を整えることができました。

9.今後の展望
-最後に、今後の展望をお聞かせください。

工作部部長 中西様
今後は、CAD・CAM の両面で Fusion の活用範囲を広げていきたいと考えています。
治具設計や試作部品の形状検討の効率化や、複合加工用の加工データ作成のブラッシュアップ、シミュレーション機能を用いた干渉チェックの強化、段取り時間短縮と加工トラブル防止の推進等、
現場での運用を進めながら、 複合加工・5軸加工のさらなる効率化と品質向上を目指していきます。

10.会社情報

有限会社堀内精工
本社:〒380-0928 長野県長野市若里6丁目7番25号
創立:昭和60年4月
従業員数:160名
https://www.horiuchi-seiko.co.jp/
Interviewee
工作部 部長 中西 雅嗣 様
掲載日:2026年9月18日

インフィニティソリューションズは、オートデスク認定パートナーです。
Autodesk Fusionの導入・サポートサービスをご提供しています。
■ Autodesk Fusionオリジナルサポートパック「INFINITY Pack」のご紹介
「INFINITY Pack」は、製造現場におけるAutodesk Fusion(旧:Fusion360)の活用を支援する
弊社オリジナルのサポートサービスパックです。
■ 導入後の立ち上げ支援
■ 講習(弊社セミナールームまたは現地)
■ ポストプロセッサ作成(1本分)
■ 操作や運用に関するQ&Aサポート
設定に関するお悩みから、現場での突発的な「困った!」まで、
専門スタッフがお客様の不安を解消し、早期立ち上げと効果的な運用をご支援いたします。

実際の図面を用いた講習と、実機でのテスト加工が行える追加オプションもご用意しています。
ポスト作成および修正、講習、サポートのみのご依頼ももちろん可能ですので、お気軽にご相談ください。