実はマシニングよりも安い?!ロボットを使用した大型切削加工

  • KUKA

現在、切削加工をされている方の多くはマシニングで加工を行っています。
では、なぜロボットでの加工が敬遠されているのでしょうか?

・高精度が求められる加工はロボットでは難しい
・ロボットは費用が掛かる
・ロボットは簡単な動きしか行えないイメージがある
・プログラミングやティーチングが難しい、出来る人材がいない 等

このようなマイナスイメージがあることから、
ロボットを現実的に考えづらいといった方がいらっしゃるかと思います。
ですが、すべてがそうだとは限りません!

弊社で扱っているKUKAのロボットは、数あるロボットメーカーの中でも
唯一マシニングセンターと同等の切削加工が行えるロボットなのです。

今回は、何故KUKAが切削に強いのか?ティーチングやプログラミングは?コストは?
これらの疑問について詳しくお答えしていきたいと思います。

マシニングセンターと同等の加工を実現する【KUKA.CNC】


従来のロボットは、プログラミング言語が異なる為にマシニングセンターと同じように
加工をすることができませんでした。
ですが、KUKAには【KUKA.CNC】という工作機械のNC制御に使われるGコードを
ロボットの制御をする言語に変換できる独自の機能があり、
マシニングセンターと同じように精度の高い切削加工を行うことができます。
どんな複雑な加工でも【KUKA.CNC】を使えば自由自在です。

切削プログラム(NCコード)はCAD/CAMソフトで作成します。
さらに、作成したプログラムをロボティクスアプリケーションOCTOPUZに取り込むことで
ロボットの動きや設計・干渉チェックを容易にシミュレーションすることができ、安全に、安心して加工を行うことができます。

もちろん、マシニングセンターと比較すると若干の精度差はございます。
一般的なマシニングセンターの精度が±0.003~0.006mmに対し、
KUKAの産業用ロボットの精度は±0.02~0.06mmです。
かなりの高精度を求められる場合については要件を満たせない場合がありますが、
上記の範囲内であれば問題なく、綺麗な加工に仕上げます。

コストはどのぐらい掛かるの?


マシニングセンターの価格帯は、1台で1000万円程度のものから2億円を超えるものまでありますが、
KUKAのロボットはその30~70%程度の金額で、マシニングセンターよりも低コストで導入することが可能です。
マシニングセンターとロボットの大きい違いは、切削だけに限らず様々な用途に使用できることです。
例えば、溶接やピックアンドプレース、検査、ピッキングなど、再プログラミングすることであらゆる場所で活躍出来ます。

なぜKUKAが良いの?

KUKAロボットは他メーカーのロボットに比べ、剛性や軌跡精度が非常に高いです。
軌跡精度とは速度による軌跡の変化を押さえ外れることなく、点を滑らかに繋げることを指します。
CAD/CAMソフトと同じように点があればあるほど精度が上がります。
KUKAロボットは線を辿る点の数が多く、まるで人のような動きで細やかに作業することが可能になります。

他社メーカー

KUKA

その他にも溶接、パレタイジング、カメラを使用したピッキング作業、KUKA.CNCなど、
お客様のニーズに合わせ特化できる機能が豊富にございます。
機能を活用することでプログラミング・ティーチングをより直感的に、より簡易的に行うことも可能です。

工程の前後作業をロボットシステムに置き換えることで作業の自動化を実現し、
人手不足の解消や、生産性の向上、品質の安定につなげませんか?

KUKAロボットに関するお問い合わせ・ご質問等は、弊社までどうぞお気軽にお問い合わせください。